開催日: 28, May 2016 13:00 START
東京の失われゆく場所を歩き、私たちの記憶に、身体にその場所を取り込む
とらわれた習慣から一歩踏み出すための試み
「定住、同一性の場所」について考える
—
pop-up caféは、震災後1年目の2012年に双葉町による復興計画策定に向けた町民意向調査という構想にインスピレーションを受けて、私たち自身の問いを見つけ出す為のリサーチプロジェクト第一弾「diaspora」を行いました。
さらに第二弾のプロジェクト「who you are? who we are?」では、東京で生活をする私たちが、震災後1年を経て持った疑問をアンケートという形で視覚化、その調査結果を、事故調査委員会で示された事実としてのデータ、食品の放射性物質検査結果と共に展示しました。また、避難を続ける元双葉町住民の方と東京・ベルリンをオンラインで結びながら、対話の場を作りだしました。これらの試みは、私・あなた・被災者の境界の曖昧さを浮き彫りにしました。
2016年の今、再度、私たちは何に向かい合い続けることができたのか、どのような状況を感知できなかったか、新たに自身に、みなさんと共に問いたいと思います。
5月28日には、表参道にある青山北町アパートを出発点とし、取り壊された国立競技場跡地、その周縁をみなさんと共に訪れ、「失われていく場所」を私たちの記憶、そして今ここにある都市に、「歩く」という行為によって私たちの身体に書き込みたいと思います。
pop-up caféにとってのキーワードでもある、移動する、仮設、という場所に関わる単語とともに私たちが同じ場所に共にあるということはどういうことなのか?帰る場所、戻る場所、家とは、地域、コミュニティとはなにか?を考えたいと思います。
参加希望の方は、こちらまでご連絡ください。詳しい集合場所、お教えします。
info(at)popup-cafe.org